アナタはどっち派?!『ドライヤー』 VS 『自然乾燥』。 ズバリ言います!髪が傷みやすいのは実はコッチ!!
- masami
- 2020年4月27日
- 読了時間: 10分
更新日:2020年4月28日
アナタは寝る前に髪を乾かしますか?ドライヤーは使いますか?それとも自然乾燥でしょうか?アンケートで見えてきた意外な結果…。
そもそも髪って乾かさないとダメなの?!髪を乾かさずに放っておくと、こんな怖い事になっちゃいます5選。
乾かし方でこんなに違うんです!意外に知られていない毛髪ダメージのメカニズムとヘアケア対策から、こうすれば早く乾く!面倒くさがり屋さんのための裏ワザドライヤーテクニックまで!!
アナタはドライヤー派?自然乾燥派?アンケートで見えてきた意外な結果!!
Twitterで行ったアンケートの結果がコチラ!中には「乾かすだけの毛がない。」という回答も… 選択肢をちゃんと用意しておくべきでした^^;
なにはともあれ、調査にご協力くださった皆さま、本当にありがとうございました!!
今回のアンケート結果では『毎日ドライヤーで乾かす派』と『そうでない派』でちょうど半々の割合になりました。きれいに半分に分かれましたね。
私としてはもう少し『ドライヤー使わない組』が多いのでは?と予想していただけに意外な結果でした。皆さんマメにケアされていますね!
しかし、ぶっちゃけてしまうとドライヤーってやっぱり面倒ですよね…。果たしてそれだけの面倒な作業を行う価値って本当にあるのでしょうか?今回はそんな面倒なドライヤーの必要性についてお話しします!
そもそも髪は乾かさないとダメ?!
まず、そもそもの話として髪は必ず乾かさないといけないのでしょうか?アナタは美容室に行って、「髪は毎日乾かされてますか〜?」と聞かれた経験はないですか? 実は、あのセリフは単なる好奇心から聞いているのではなく、それ相応の意味があるってご存知でした??そうなんです!!髪を乾かすか、乾かさないか…それはアナタの髪の健康状態を大きく左右する重要な習慣なのです!
髪を乾かさないとマズイ五つの理由
先に結論から言いましょう。夜、髪を洗った後はしっかり乾かしてから寝るようにしましょう!もし濡れたまま就寝してしまうとアナタの髪は大変なことになってしまいかねないのです。ここからはその理由を順を追ってみていきましょう。
1. 髪は濡れていると摩擦に弱い!
私たちの髪の毛は、水に濡れることによって柔らかくなるのをご存知ですか?乾いた状態ではゴワゴワした質感の髪の毛も、濡らすとペタンとしてしっとりとしていると感じた事はないですか?? 実は髪の毛は水に濡れると、毛髪組織を形成している『水素結合』と呼ばれる部分の結合が切れ、柔らかくなるという性質をもっています。 本来、髪の毛は『ケラチン』というタンパク質で形成されています。これは爪を形成しているのと同じ成分で、非常に硬くて頑丈であるという特徴があります。 この『ケラチン』がチェーン(鎖)のように数珠つなぎに連なって1本の毛髪が形成されています。この構造によって髪の毛は(爪とは違い)、後ろに流したり毛先を内側に収めたりとある程度の柔軟性を維持しているのです。 しかし、水に濡らすとこのチェーンの繋ぎ目が切れてしまい、毛髪本来の頑丈さを失ってしまします。『水素結合』を切られた髪の毛は必要以上に柔らかくなってしまい、外部からの接触に傷つきやすくなります。 もしも濡れたまま髪を乾かさずにベッドに入ってしまうと、柔らかく脆くなった髪の毛は、寝返りをうったりする際に、枕との摩擦で必要以上にダメージを受けてしまうのです!
2.濡れたままの髪は絡まりやすい!
さらに、濡れることによって『水素結合』を切られた髪の毛は、柔らかくなり過ぎてしまい、「ハリ」や「コシ」を失うことで毛髪同士が絡みやすくなってしまいます。
ひどい時は髪の毛に結び目のダマが出来きてしまうことも!!こうなってしまうとソコは切ってしまう以外に手はありません。
3.濡れたまま寝ると寝グセがつきやすい!
そして『水素結合』には、乾くと切れたはずのチェーンの繋ぎ目が再び結合し直すという特徴があります。 この『再結合』をうまく利用して、美容師は髪を思い通りにブローして形をつくっていきます。一度髪の毛を濡らし、水素結合を切ってあげて、その状態からドライヤーの熱で水分を飛ばしながら再結合させます。 その際にブラシで髪の毛の状態を真っすぐに、あるいは内側に収めるように、もしくは後ろに流すように、形を整えながらチェーンの継ぎ目を再結合していく事により、思い通りのスタイルを作ることが出来るのです。
では、もし濡れた髪を乾かさずに寝てしまった場合はどうなってしまうでしょう?濡れる事によって『水素結合』の切れた髪の毛は柔らかくなり、絡んだりもつれたり、折れ曲がったりしながら自然乾燥していきます。 そうしてベッドの中でとんでもない形で『再結合』した髪は大爆発を起こした寝グセとなってしまうのです!朝、鏡の前に立って呆然とした経験はありませんか? こうなってしまうと、もう一度しっかり髪を濡らし、『水素結合』を切ってあげてドライヤーで乾かしながら、キレイに『再結合』させてあげる必要があります。 朝の忙しい時間に、なるべくならこんな手間は掛けたくないですよね。
4.イヤぁ〜な臭いの原因に!
頭皮には当然体温があります。ここに水分を与え、常に湿った状態を維持するとどうなると思いますか? そこは雑菌の好む環境となり、まるでナマ乾きの洗濯物と同じようにイヤな臭いの原因となります。 またあまりにも長くそのような環境を続けていると、臭いだけではなく、実際にカビが生えてしまうことも。 こうなってしまうと1度や2度しっかりシャンプーした程度ではキレイにすることは出来なくなってしまいます。
5.シラミも好む湿度の高い頭内!
適温多湿な場所を好むのは目に見えない雑菌だけではありません。実はダニやシラミも同じような環境が大好物なんです!! 一見、夏のプールの時期に繁殖を拡大させるかのように見えるシラミですが、実は冬も変わらず繁殖を続けています。 どれだけ注意してても寄生されてしまう時はありますが、早期発見と早期対応がシラミを増殖させないポイントになります。 それには『毎日髪を洗って毎回乾かす』という日々のケアが重要になってきます。シャンプーで頭皮の皮脂や角質をキレイに落として、入浴後はドライヤーで余計な水分をしっかり乾かしましょう。 毎日ケアをしていると頭皮のトラブルにも気がつきやすくなります。小さな違和感を見逃さないためにも日頃から髪のコンディションに気をかけていきたいですね!
結論!髪を『ドライヤー』で乾かさないといけない理由
先ずは結論から言ってしまいます。『洗髪後の髪の毛は都度、ドライヤーで乾かしましょう』。 自然乾燥だとどうしても根本から毛先まで完全に乾くまでに時間が掛かってしまいます。また完全に乾いたと感じても、ドライヤーで乾かすよりはどうしても余分な水分が毛髪内部に残ってしまいます。 余分な水分により柔らかくなり過ぎた髪は外部刺激(摩擦)に弱くなりダメージを受けやすくなります。 よく「ドライヤーは髪が傷む。」という声を聞くのですが、乾かさないで寝るほうが髪の毛は何倍も傷みます。髪の毛を健康で美しい状態に保つためにドライヤーは欠かせないのです。 また自然乾燥は乾くまでに時間が掛かってしまうため、その間に雑菌などの繁殖を促してしまう可能性が高くなります。 菌が増えるとニオイの原因にもなりますので濡れた髪は出来るだけ早く乾かすのが良いでしょう。 濡れっぱなしの髪は他にもさまざまな肌トラブルの原因にもなり得ます。そうしたトラブルを未然に防ぐためにも、日々のスキンケアやヘアケアといったお手入れの一環として『洗って乾かす』を習慣化していきましょう!
髪を乾かすのってすごく面倒!!
でも分かってはいても、やはりドライヤーで髪を乾かすのって面倒ですよね…。時間も掛かるし、ドライヤーはそこそこ重いので長時間の使用は手が疲れてしまいます。 また夏場など暑い時期のお風呂上がりのドライヤーはまた汗をかいてしまいそうという理由で敬遠されがちです。 しかし、ほんのちょっとしたテクニックを知っておくと髪を早く乾かす事が出来て、夏場のドライヤーも怖くなくなります!
面倒くさがり屋さんのための髪を早く乾かすための5つの裏ワザ!!
1. 髪をしっかり拭きあげる!
まずは濡れた髪の水分をしっかりと拭きあげます。始めに頭全体をタオルで覆うようにしてゴシゴシと頭皮を擦るように拭いていきます。本当に頭皮を擦るのではなく、髪の毛を根元から持ち上げて動かすような感覚で拭きあげるのがポイントです。 ある程度、根元のほうの水分を拭きあげた後は毛先をタオルで挟み込み、裏面と表面からポンポンとたたく要領で水分を取り除きます。この時、髪同士をゴシゴシと擦り合わせないように注意しましょう。
2. 目の荒いクシでしっかり髪をすき、もう一度拭きあげる!
1の工程でざっと一通り髪を拭きあげたら、一度髪をクシですきましょう。目の荒い大きめのクシで軽く髪をしごく要領で根元から毛先まで一気にすきます。 髪全体をすき終わったら、再びタオルで拭きあげます。この時のタオルは小さめでも構わないので、先程のタオルを使い回さずに新しいタオルで拭くのがオススメです。 一見面倒そうなタオルドライですが、これをする事によってドライヤーの使用時間は驚くほど短縮されます。髪をより早く乾かすためにはしっかりしたタオルドライが必要不可欠なのです。
3. ドライヤーで根元からしっかりと乾かす!
タオルドライでしっかり髪を拭きあげた後は、ドライヤーで髪を乾かしていきます。この時の基本動作は手のひらを大きく開いて指先を頭皮に当てがいます。 手のひら全体を大きく動かしながら髪を根元から動かしていきます。ドライヤーの風を髪の根元全体に送り込むようなイメージです。この時ドライヤーは適度に頭皮から離し、一箇所に熱風が集中し過ぎないように注意しましょう。
4. 襟足やビン(もみあげ)などの乾きにくいところから乾かす!
乾かす部分の順番も重要です。まずは襟足やビン(もみあげ)などの髪が密集して乾きにくい部分から乾かしていきます。髪が長い人はきつくない程度に少し頭を下に傾けてから襟足を乾かすとやり易くなります。 頭頂部などは襟足やビンに比べると髪も細く密集度も違うので最後に乾かすくらいの気持ちで丁度良いでしょう。乾きにくい部分から先に乾かす事で、他の乾きやすい部分は意識して乾かさずともいつの間にか乾いてしまっている場合がほとんどです。 髪を乾かす時は乾きにくい耳周りや襟足などから先に乾かして、効率よく手早く乾かしましょう。
5. 暑い時、汗が出てきた時はCoolボタンで対応する!
夏場の暑い夜のお風呂上がりのドライヤーは本当に嫌なものです。せっかくシャワーを浴びたのにまた汗がジワリと出てきてしまって、何のために乾かしているのか分からなくなる事も… そんな時はドライヤーに付いている『cool』ボタンを活用しましょう!乾かしている最中に汗が出てきたなぁと感じたらcoolボタンをオンに。冷たい風で滲み出てきた汗を吹き飛ばしましょう。 汗がある程度引いてきたら再びcoolボタンをオフにして温風で乾かしていきます。これを繰り返す事で夏場でもスッキリ手早く乾かす事が出来ます。 中には扇風機の前で冷風に当たりながらや、エアコンの効いた部屋でドライヤーを使うというちょっぴりリッチな猛者たちも。 季節が違えば化粧水やヘアケア用品も変わってくるもの。ドライヤーとの付き合い方も季節によって上手に使い分けて気持ちよくヘアケアしたいものですね!
毎日のちょっとしたケアが貴女の髪を美しくする!!
確かに仕事で疲れて帰ってきて、やっとシャワーを浴びた時などのドライニングは非常に面倒でそのままベッドに倒れ込みたくなる工程です。 しかし、その面倒な工程をする事によって貴女の髪は劇的に美しくなるのです!特別なヘアパックをする事や、いろいろなヘアケア商品を使い分ける事も髪とってはもちろん良いことです。 ですが、何よりも『毎日乾かして寝る』。たったこれだけのケアが髪のコンディションを劇的に良くします。 一見すると地味なケアのように見えますがまさに継続は力なり。ですね!ぜひ貴女もドライニングケアを『毎日の習慣』にして更なる輝きを手に入れて下さいね。